ビットコインのウォレットを1年ぶりに立ち上げて気がついたこと。

ひさしぶりにiPadにいれてあるビットコインのウォレットを立ち上げてみた。

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バブルが来る前に、友人が勉強のために0.001B分(当時500円)のコードを持ったコイン?をくれたので、それをウォレットにいれてアフリカの団体に寄付金を送金してみたのがビットコインの初体験。
 
投資は一切やっていない。ビットコインの価値は、価値を蓄積するというよりは価値を交換するツール(交換と蓄積は表裏一体ではあるけれど)であることに期待する派なので。
 
1年ぶりなので、PINを入れ間違えたらロックがかかっってしまった。紙に書いておいた登録コードで解除して設定しなおす。ふう。ホットウォレットの管理は自己責任です。
 
1年間放ってあったので同期をとるのにすごく時間がかかる。何十分たっても終わらない。1年で約5万3千回分のブロックチェーンの追加を追いかけるのでさもありなんだなあとは思う。
 
ビットコインが決済できるのは10分に1回、1回 MAX 1MB分のトランザクションデータだけ。機動性をあげるためにライトニングなどいろいろな開発がなされてはいるが、クレジットカード会社の行う決済の量と速さには遠く及ばない。
 
信頼できない政府ー中央銀行が発行する貨幣よりも、中央管理者がいないのに10年以上に渡ってネット上のビットデータを安全に交換しその記録を保持する仕組みとして機能しているビットコインの方が信頼できるという人もいる。
 
ビットコインにまつわる各種の問題が発生したのは、そのコアの仕組みが不良というわけではなく、通常貨幣とビットコインの交換サービス(実際は売買です)をする組織が顧客から預かっているビットコインに対して本来おこなうべき安全な管理をしていなかったのが原因です。
 
ここではたと気が付いた。ネットから切り離した安全なコールドウォレットに1年間保存しておいたビットコインを売ろうとするとまさに私が今日経験したことが起きる。
 
1年前に買ったビットコインを市況を見て株のように瞬間売買したくとも売りに出るまで1時間ぐらい待たないといけない。投機売買目的でもっている人にはそぐわない仕組みである。売買は投資信託みたく一日1回終値で、といってもビットコインの売買(交換)は24時間365日休みなし。交換所と値決めで売買するしかないのかな?ここに交換所のビジネス(サヤで儲ける仕組み)があるのかもしれない。
 
体験しないとわからないことは多いものだ。
 
ビットコイン、今後どうなっていくのか、バブル的な投機の対象としてではなく見極めたい気持ちがある。