美術

聖徳太子1400年遠忌記念「聖徳太子と法隆寺」展を見て感じたこと。

今年は聖徳太子が621年に亡くなってから1400年。それを記念した展示会を国立博物館で観て来た。 tsumugu.yomiuri.co.jp 国宝の「薬師如来坐像」や、四天王立像の「広目天」、「多聞天」。重要文化財の「日光菩薩」、「月光菩薩」の立像など、およそ1400年前…

大田区龍子記念館所蔵の葛飾北斎「冨嶽三十六景」を満喫する。

大田区の龍子記念館。昭和の時代に豪快な日本画の大作を描いた川端龍子の作品を展示している。その記念館で、川端龍子が収集した葛飾北斎の「冨嶽三十六景」全四十六作品を期間限定で公開している。 「冨嶽三十六景」(1830-1832年頃)は、富士山を含む絵を…

パリで出会った川瀬巴水。平塚の川瀬巴水展でやっと本物を見て、いたく心に沁みたというお話。

川瀬巴水のことを初めて知ったのは、3年前(2018年)にパリを観光旅行して、パサージュ巡りをしていた時のことだ。 とある本屋に立ちよって、ジャポニズム関係のものがいっぱいあるなあ、と棚を眺めていると、 「あれ、このKAWASEって人、あなたの親戚なの」…

映画「ピカソがピカソになるまで」を観て思ったこと

eiga.com ピカソ「アヴィニオンの娘たち」1907年 映画「ピカソがピカソになるまで」を観て来た。ピカソ(1881-1973年)のキュビズムの絵が少しはわかるようになるのを期待していたが、やっぱり無理だった。 現代絵画を切り拓いた絵と位置付けられる、ピカソの…

福岡伸一氏の「フェルメール隠された次元」を読んで思ったこと

福岡伸一氏。「動的平衡」で有名な分子生物学者。氏は凄まじいほどのフェルメールオタクでもあって、フェルメール作とされる37点の絵画全部をデジタル技術を使ってリ・クリエイト(今の現物のコピーでなく、作成当時の色合いなどを科学的に予測して再現する…

スペイン旅行記(4) コルドバとセビリア  メスキータでイスラムとカトリックが混じり合った文化を味わう。

2018年5月28日、マドリードからスペイン新幹線AVEに乗ってコルドバへ向かった。 バスに乗り換えて旧市街に向かい、グアダルキビル川の向こう側に古都の風景が見えた時は「おおっ」という感じがした。 【コルドバ】 コルドバの町 ローマ橋 ローマ橋を徒歩で渡…

スペイン旅行記(3) マドリードとトレド  マドリードは名画の宝庫、古都トレドは町全体が博物館のような世界遺産だ。

2018年5月26日にフランクフルト経由でマドリードに入った。その翌日のマドリード、トレドの観光をまとめてみた。 マドリードと言えば、プラド美術館。 プラド美術館 ゴヤの銅像も立っている。 ゴヤの銅像 プラド美術館は、歴代のスペイン王家のコレクション…

スペイン旅行記(1)バルセロナ アントニオ・ガウディの建築を見て回った一日

2018年5月31日にバルセロナを観光し、アントニオ・ガウディ(1852年 - 1926年)の建築を見て回った。 【サグラダ・ファミリア】 言わずと知れたガウディの代表作で、1882年の着工以来今も建設が続いている贖罪教会(信者の贖罪のための喜捨=寄附により建設…

イタリア旅行記(5)ヴェネツィア ドゥカーレ宮殿の華麗さに驚愕し、ヴェネツィア共和国千年の歴史に思いを馳せる 

2017年7月9日の午後、ミラノからヴェネツィアに入った。 ヴェネティアはイタリア半島から4キロほど沖合の、ラグーナに浮かぶ(潟を埋めた)島である。外洋はアドリア海で、対岸はクロアチアになる。バスで行けるのは島の西側の、聖クローチェ区までで、そこ…

イタリア旅行記(4)バチカン 人が溢れ、シレンツィオでない、システィーナ礼拝堂で見た「最後の審判」

バチカン。2017年7月13日に訪れた。 バチカンをツアーで回ると以下の順で回ることになる。 ①バチカン美術館 ②システィーナ礼拝堂(ミケランジェロの天井画と、最期の審判の壁画を見る) ③サン・ピエトロ寺院の大聖堂(ミケランジェロのピエタなどを見る) ④…

イタリア旅行記(3) ローマ 遺跡を巡って古代ローマに思いを馳せるのは意外に難しい

2017年7月13日、フィレンツェからローマ入った。 ローマに2泊して遺跡を巡った時の写真旅行記をまとめてみた。ヴァチカンは別ブログにしよう(長くなりすぎるので)。 まずはコロッセオ。 テルミニ駅近くのホテルからタクシーで行った。10分ぐらいで着いた。…

トルコの思い出 イスタンブールの異国情緒とボスポラス海峡を見た感慨は今でも思い出す。

2010年と2011年に仕事でトルコを訪問した。 その時のスナップ写真を整理してみた。 アヤソフィア (ハギア・ソフィア聖堂) アヤソフィアは4世紀のローマの時代に建てられ、その後カトリック、ギリシア正教、イスラムの間での長い歴史があるが、訪問した当時…

イタリア旅行記(2)フィレンツェ メディチ家が集めたルネサンス美術を堪能 ピッティ宮殿は至福の場所だ

2017年7月11日、べネチアからバスでフィレンツェに入った。 フィレンツェの中心部に入る前に、アルノ川の南側に位置する、ミケランジェロ広場からフィレンツェ全体を見渡すことができた。 ミケランジェロ広場から眺めたフィレンツェ 古都の雰囲気が溢れてい…

イタリア旅行記(1)ミラノ 静逸な空間で見た「最後の晩餐」

イタリア旅行記を写真をベースに綴ってみる。 2017年の7月に、阪神フレンドツアーでイタリアを家族で観光した。成田からアリタリアの直行便でミラノ着(7月8日)。翌日の観光の写真をまとめてみた。 レオナルド・ダヴィンチ「最後の晩餐」。ミラノに来るメイ…

パリの旅行記 美術館とパサージュ巡りの至福の日

しばらくは海外旅行に行けそうもないので、昔の楽しい旅の写真を整理しつつ、旅行記を綴ってみようと思う。 第一話はパリ。 2018年6月の家族旅行のことを綴ってみる。私は仕事を含めれば3回目のパリになる。 JALのツアーでまずはスペインに行ったのだが、そ…

「正倉院の世界」の展覧会@東京国立博物館(上野)を見て思ったこと

正倉院展。御即位記念ということもあって、シニア層を中心に大人気。平日の昼間で平成館の入り口の前に200mぐらいの行列。並んでから入るまで60分かかった。 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1968 展示室に入ってすぐに聖武天皇の本物…

コート―ルド美術館展は楽しめました@東京都美術館(上野)

レーヨン事業で財を成したイギリス人のコート―ルド氏が、印象派の時代のフランス絵画の芸術性に早くから気づいて、それをイギリス人に紹介する意図をもって買い集めた美術品を展示しているコート―ルド美術館が改装のために閉館している間に、東京都美術館が…

旅の思い出(オランダ、2007年)

初めてのオランダ体験(1) 交通事情 2007年09月 ベルリンからアムステルダムに入った。 フランスみたいに、フランス語でないと困る場面が多いのかなあと思っていたが、そんなことはぜんぜんなかった。タクシーも路面電車の運転手も、その辺のレストランや…

旅の思い出(フランス、2007年)

はじめてのフランス 2007年05月02日 仕事で2泊4日でフランスに行った。 米国や台湾はさんざんいったが、欧州は始めて。 仕事が終わって、同行したフランス人がパリを車で観光してくれた。エッフェル塔やシャンゼリゼ通り、凱旋門、ルーブルを眺めるだけで、…