旅の思い出(オランダ、2007年)
初めてのオランダ体験(1) 交通事情
2007年09月
ベルリンからアムステルダムに入った。
フランスみたいに、フランス語でないと困る場面が多いのかなあと思っていたが、そんなことはぜんぜんなかった。タクシーも路面電車の運転手も、その辺のレストランやみやげ物やでも英語で対応してくれるので助かった。
空港からしてベルリンより多国籍な感じで、最初に乗ったタクシーの運転手は自称”アフガニスタンから来たてまだ8日”。道がわからないけどカーナビがあるから大丈夫とは言うものの、途中でこのカーナビーは時々バカになると言い出す始末。 Radissson Airport Hotel(Schiphol)に行くはずが、Radisson Amsterdam Hotelに着いてしまった。途中でおかしいとは思うものの、私はカーナビに不慣れ、ドライバーは道を 知らない、ではどうしようもない。でも、おかげで道中、運河沿いの信じられないような美しい街並みや、なんだこれはと いう建物(後で国立美術館だと分かった)を見ることができたから、観光タクシーと思えばまあいいか。 20分タクシーで走って40ユーロはベルリンよりずいぶん高い 気がした。(高速であまり止まらなかったこともあるが)
電車にも乗った。
切符を買うのが第一関門。自動券売機しかない。 当然オランダ語の表示。落ち着いてイギリス国旗のところをタッチして(タッチパネル)英語に切り替える。
詳しくは忘れてしまったが、
①まず片道か往復かを選ぶ。
②行き先駅名を選ぶ(銀行のATMで送金先を選ぶのと似ている)
③1等か2等かを選ぶ。④クレジットカードを入れる(空港の券売機は6台ぐらいあったが1台も現金を受け付けなかった)
⑤PINコードを入れる
⑥切符と領収書をうけとる。
路線図と時刻表を見て、どこ行きの電車に何番線で乗るかを確認し、プラットフォームに行くエスカレータの横にある 打刻機に切符を入れて日付と時間を印字してからプラットフォームに降りる。
改札はない。車内検札があって、打刻がないと高い罰金を取られると聞いていたが、結局検札には一回も会わなかった。Stoptrain(各駅)と Intercity(快速)も分かりにくい。表示を落ち着いて確認する。
電車に乗れて、またトラム(路面電車)に乗って方々を独力でまわることができて結構楽しかった。
初めてのオランダ体験(2) 美術館
2007年09月22日23:17
トラムで美術館に行った。
最初は国立美術館(RIJIK Museum)
有名なレンブラントの夜警とフェルメールのMilk Ladyがある。
夜警は4畳半ぐらいの大きさがあって、それだけの部屋で展示されている。明るく描かれたキャプテンとマスコットの女の子と暗い中に描かれた動きのある他のメンバーや犬などの対比を見ているといつまでも見飽きない。暗い中の階調表現が見事。
デジカメやDTVでは表現できないアナログの世界。
Milk Ladyはミルクがポットからなべに注がれるその口の部分がなんともリアルで、このミルクは濃くてうまいだろうなあとずーっと眺めてしまう。
どちらの絵もグーグルで検索すると簡単にPCで見られるが、実物とは色の質感が全く違う。インターネットの便利さは別にして、やっぱり本物を見ないと見たことにならないものがあることを痛感した。
Milk Ladyは 9月26日から国立新美術館(六本木)で見られる (2007年)。
次はゴッホ美術館
有名な自画像や、部屋の絵もあるが、Poteto Eaters が一番印象深かった。暗い部屋の中の生活感ある人々の描写に引き込まれる。
この二つの美術館はほぼ隣接しており、近くにコンセルトヘボウもある。
お母さんが公園の中を子供を自転車に乗せて走っているのも何か ゆったりした感じでよかった。
運河のあたりも散歩したが、結局タクシーの中から見た景色には出会えなかった。