1万人の第九築地1クラスレッスンメモ(2019/9/27 15:00)

下村郁哉先生の築地1の第2回目のレッスン。

1回目は諸般の事情で欠席したので、本番参加のためにはこれから5回全部出席しないといけない。

経験者クラスなので音取りなしで、部分ごとにまず合唱して、改善点を指摘されてそれができるように声部パートごとに練習する。

【フロイデ】

フーローイデ。みたいな感じでローを低い方からしっかり歌う。ロが短いのはダメ。

【Dのパート】

まずは、レガートで表現豊かに歌う。それができてから佐渡さん流のタッタッと歯切れ良いういたい方にする。最初からブツキレの歌い方をしてはいけない。

テノールはオクターブ飛ぶところがブツブツしやすいので、まずは、オクターブ飛ばないでメロディーラインをレガートで歌う練習をした。

Bruederに向かってもり上げていくところで、Menchenとwerdenの語尾の音程が下がらないように。

【E  Jaのパート】

どのレッスンでも言われる nie gekonnt, der stehle のsf-dimの注意。

【G Kuesseのパート】

前半の発語の難しいところではなく、後半の und der Cherubからを丹念にさらう。

音楽とは空間をつくる事、われわれが空間を楽しんで歌うと、それが観客に伝わる。

Undのところでは、コーラスでレーファ♯ーラの D durのコードを歌っている。

この2分音符が続くところはそれぞれのコードがきれいに響いた空間を作るようにする。そのためには他のパートの音をよく聞くこと。

【男性合唱】

テノールIIはいい感じ。テノールI(私)はテノールIIのようにもっとレガートで歌うようにと言われてしまった。特にLaufet の後の、Brueder eure Bahnのところ。freudigなど最初の音は付点あり、あとは付点なしの休符付きであるところをしっかり区別して歌うこと。

zumをツーウムとしっかり発音する(よく指摘されるところ)。

【Mからフーガの前まで】

結構楽しく合唱した。経験者クラスだなあと思う。空間を楽しむように。

Ihr stuerztの<>の練習。

【フーガ】

一気に歌う。テノールはラの入りの音程が厳しいところ。声量も大きくはないが、厳しいダメだしはない。

私はまだ耳コピ暗譜の勢いで歌っているところが多い。1万人はいいとしても250人サントリーホールはそれではダメだろうから、しっかり譜読みレベルで自習しよう。dein Hei--ligtum から後の息継ぎの場所も決めておかないと息が続かないところがあるし。

【Rのパート】

6拍子で歌う。2拍子になってはいけない。(頭の中で6つ数えるような歌い方をする)。

Ah-nestは 2休休休1の6拍子で歌う。(nestの出が速すぎるのを直す)

【Sから最後まで】

一気に歌う。ソプラノ、アルトの大合唱を聴きながら歌うと練習でも感動ものです。

【まとめ】

レガート系の(腹から出す)深い声で、しっかり歌を歌う。他のパートをよく聴いて、美しい音の空間(ハーモニー)を作り出す。

美しい音楽を作ることに主眼を置いた、いいレッスンでした。

フーガの甘いところを復習しておこう。