国技館5000人の第九レッスンメモ(北川先生No.3、2020/2/5 18:30 蒲田アプリコ小ホール)

北川先生の3回目のレッスン。私は2回目の参加。

最初の声出しはシュテュルツトーシュテュルツトーシュテュルツトと、言葉で音階を歌う。その意図はStuerzt の最後の子音zt をしっかり発声すること。

続いてSchoepferを同じように。これはpfをしっかり発声する練習。

歌の練習は、先回やらなかった最後の2つブロックを休憩前の前半で集中的に行う。

Sのダイネツアウベルのところは、806小節からの Alle Mehchenをffで入って810小節でpoco adagioになるところのハーモニーと> pcres.をしっかり習う。

最初、ソプラノとアルトでハーモニーを合わせる。sanfterのところはソプラノが歌いあがりながら装飾音をきれいに歌う聞かせどころだけれど、そこをアルトが下がりながら、ソプラノのオクターブ下の三度上(ちょっと変な言い方)からソプラノのメロディーをクロスして下がるところのハーモニーがちょっとゾゾっとするぐらいよかった。後から他のパートの譜面を見ると勉強になるなあ。

それから、テノールとバスが合わせる。テノールは高いファをffで入るので、ちょっとがなり気味で歌っているのを修正された。口を縦に開けて音量よりも響きを意識して歌ったら、自分でもあれ、と思うぐらいきれいに歌えた。女性陣から(先生の催促もあって)拍手をもらったが、そうだよな、と思えるところがあった。合唱は指導者の適格な指示でその場でてきめんに良くなることがある。それが楽しい。

最後に4声で合わせる。特に最後のsanfer Fluegel weiltのところで100人の合唱の楽しさを感じる。アルトがもう少し近いといいのだけれど。この会場は横長の配置だからね。

最後のザイトウムシュルンゲン。勢いで歌う感じでいいとのことだが、Elysiumのウムラウトの発音とffからpに変わる表現、最後のフンケンのフンをしっかり歌う事を指摘される。

最後のGotterfunken. テノールは高いラで入るところ。最初は表声で出た。が、何度も歌っているうちに出なくなってくる。やっぱり声帯が疲れてくるのかな。声帯に余力を残してここの部分をffで歌いきるのが本番での課題だなあ。今までの本番はここがガス欠気味で安全運転になって、今一つ最後の感動が得られていないので。

休息後はフロイデからSの前までをさらう。

Freude, Fuken のFの音をしっかり下唇をかんで発声する。

男声合唱は バーアンとヘルトの最後の音をしっかり出すこと。

Mのところはソプラノが主役。まず、ソプラノを除いた3声でハーモニーを作る練習をし、それ聞いたソプラノがそれを土台にしてメロディーを重ねるように4声を作る練習。

自分が歌えるように歌っているのではだめ。最初に歌う時のような緊張感を持って歌う事。リズムだけで歌うところではないが、かといってレガートという訳でもない。進んでいくことを意識して、ベートーベンの思いを受けとめる気持ちで歌う事。

最後にMからSの前まで通しで歌った(と思う)。

だんだん本番モードの練習になってきた。

あと1回北川先生のレッスンをうけて、2月17日がマエストロ練習で、2月23日が本番。

フーガの中のDain Heiligtumのところなど、まだ発語の甘いところは自分でさらわないといけないな。