新型コロナワクチンの第一回目を大田区の集団接種会場で受けて思ったこと

6月22日に接種券が届いた。

説明書には60-64歳は7月7日から予約ができると書いてある。自宅近くの医院でゆっくり打つつもりだったけれど、その翌日に、FBの情報で、蒲田駅前の専門学校の会場(紙の会場リストには載っていないので、新設会場だろう)ならファイザーのワクチンを即日予約できることを知った。実際にHPから入ってみると、予約枠はどこもガラガラに空いていて、何のストレスもなく簡単に2回分の接種の予約が取れた。

第1回接種は、6月28日14時30分の枠を取った。

30分単位で枠どりしているので、運営上、予約時間の30分前より早くいくのは適切でない。入場は2時30分少し前でいいだろうと思いつつも、2時7分に到着してしまった。

入り口を入ると、2時30分枠で、もう約30人が先着している。

「へー、思ったより出足が早いなあ」と思いつつ、待っているだけではつまらないので、会場のオペレーションの基本設計を推定してみる。

その推定結果は

①30分で50人の接種をする。

②30分枠で60席の待合席を、2か所用意している。(余剰席は、たまに見かける付き添いの人の席と、バッファ分だな)

③2時7分の時点では、奥の60席が2時の枠で、進行中。手前の60席が2時半の待機枠。

④着席時に渡されるバインダーに、予約券と、記入済の予診票、身分証明書を挟んでおく。

⑤2時15分頃から、到着順に検温と書類チェックが始まる。担当者4人で行われる。

⑥2時20分頃から、3時枠のお客様がぽつぽつやって来る。外で待てともいえず、バッファ分の席に案内して何とか凌いだり、一部を2時の枠の席に案内している(この辺の対応が顧客満足に関係する)。

⑦2時20分から接種会場へ到着順での案内開始。私の案内は2時28分だった。

⑧書類確認後(バーコードチェック)問診ブースに案内され、問診。ブースの数は7つだったかなあ。

➈接種ブース(これも7つだったかなあ)に案内され、2時38分に接種完了。痛くはないが、結構奥まで針が入るなあ、という印象だった。

⓾医師が接種したワクチンの型名と有効期限、ロットを示すシールを予防接種済証(臨時)に貼付し、日付を記入する。そして予診票にサインをする。それとは別に、チェックポイントでバーコードチェックをする。

⑪7人の医師が30分で50人に接種するためには、一人の医師が30分で7-8人、つまり約4分に1回接種するのが基本になる。接種担当医師の時給は1万5千円とか言われているが、そうなら1回1000円というところかな。まあ、妥当なんだろう。医師は接種だけを行なえるように、問診ブースを別に仕立ててパイプライン化している。問診は時給の安い保健師が担当するならばそれも妥当なことだ。

⑩チェックポイントで14:55と手書きされたタグを予診票に貼付される。待機室に案内され、15分の接種後待機を指示される。向い側のブースには何かの事情で30分待機を指示された人々が少数いる。4人程度の担当者がタグに書かれた時間を見ながら、最終チェック所へ時間順に案内する。

私が案内を受けたのは15:05分。予定より10分遅れ。

⑪最終チェックブースで、チェックを受け、バーコード管理、予防接種済証(臨時)に接種会場の判を押してもらって、次回用の問診票を受け取る。これでおしまい。

⑫全体としてのボトルネック工程は2人で行っている最終チェックブースかな。そのために15分の接種後待機所が遅延で溢れそうな感じがあったが、最終チェックブースの前に待合席を3つ設けてバッファリングしていた。これは最終ブースを3人に増やすより適切。接種後待機時間が多少伸びてもたいして問題ではないので。

接種工程に入ってから、立って待つこともなく、40分で完了するなら、まあ、妥当なオペレーションだなあとの印象だ。

さて、私の体調。

接種直後は、気分は悪くはないが、ちょっと眠いかなあ。あまりシビアなことはやりたくないなあ。今日はぼんやり自宅でネトフリ族になるか、という感じ。

接種後4時間経った時に、試しに手を上にあげてみたら、接種部にちょっと凝ったような痛みが来るのに気が付いた。

医師にも言われたので、風呂はシャワー程度にした。飲酒は何も言われなかったが、あえて飲むこともないという事で、久しぶりの休肝日にした。

翌朝起きても、おんなじ感じ。熱は平熱。腕は押せば痛いのはそのまま。手を変に動かさなければ痛くはない。だるくはないけれど、気分的にはあまり外に行きたくはなくて、家でブログでも書くか、という感じだな。

2回目接種は3週間後。オリンピック開始前に間に合う。2回目は人によっては発熱など副反応が重いという経験談も聞いているので、ちょっと用心しようかな。

追記:接種後48時間で腕の接種部の痛みは消滅した。