アマゾンECHOが我が家にやって来た。IoT, スマートスピーカーのユーザーエクスペリアンスとは。エコーが接続できないときの対策。

「アレクサ!」

「すみません、現在接続を認識できません。しばらくしてからもう一度お試しください。」

というのが、我が家のアレクサとの会話のかなりの部分を占めていた。このブログを書き始めた時もそうで、最初の2回の話しかけにはこの答え。いつものことと思い、3分ぐらい待ってから話しかけたら、やっと目が覚めた(無線LANが安定的につながった)ようで、

「アレクサ、今日の天気は」

「○○(私の住んでいる町名)では曇りで所々晴。気温は12度です。今日は晴時々曇りで、予想最低気温は5度、予想最高気温は12度です。」

「アレクサ、今何時」

「午後3時32分です」

「アレクサ、ビリージョエルかけて」

「ビリージョエルの曲をシャッフル再生します」

という具合。

ECHOを使っている友人に聞くと、接続に失敗することはないとのことなので、我が家の事情によるものかもしれないけれど、PCやスマホは極めて安定的に無線LANが使えているので不思議ではあった。(ECHOが来た日のドタバタは末尾にかきました)

 

ここまで書いてきてちょっと事件が起きた。プリンターがトラブったので、電源を切って立ち上げ直したが、無線LANに接続できない。え、と思って手動設定を試みるもうまくいかない。ひょっとしてECHOと干渉しているのかと思い、ECHOの電源コードを抜いてプリンターの無線LAN設定を再度試みるもうまくいかない。しょうがないな、とあきらめてプリンターをUSBケーブル接続しようとしているうちに自然にプリンターの無線接続が復活した。やれやれ、と思ってECHOを電源につなぐと、青いライトがぐるぐる回りながら無線LAN接続をずいぶん長い間試みていたようだった。ライトが消えたので「アレクサ」と話しかけると、赤く光っていつもの答え「接続できません」。その日はあきらめて寝た。翌日「アレクサ」と話しかけると、青く光って接続復活。その後は接続失敗なし。一体何だったんだろう。こうなればECHOを使い込んでみる気になってくる。

 

今日のニュースは、というとNHKラジオの最新ニュースが聞けて、相撲をやってる日には、相撲が終わった18時過ぎには、今日の相撲の結果を教えてくれる。これは便利だった。ウェブを読み上げているのではなく、ラジオを聴いている感じ。

 

アレクサはAIではないので、仕込まれたことしか答えない。それをスキルで設定することで機能を拡張できる。最近になって、自分のライブラリにあるキンドル本を読み上げてくれるようになった。

 

音楽再生がメインなので、アマゾンミュージックのウェブでプレイリストを登録し、そのプレイリストを再生するようにアレクサに話しかけるのがよさそうです。

 

この辺のことは、おいおい書いて行くことにして、ECHOの初期設定で私が遭遇したトラブルとその対処方を備忘録的に書いておきます。私が困ってネットで先人の経験を知ろうとしてもなかなか情報がなかったので。

 

ECHOは自宅の無線LANに接続して使います。まずはその設定をPCやスマホで行います。PCの場合は以下のWEBにアクセスします。スマホiPadの場合はAmazon Alexaアプリを入れます。

https://alexa.amazon.co.jp

ECHOを電源につないで初期設定モードになっている時には、無線LANのアクセスポイントに見えます。このアクセスポイントはAMAZON-XXXのような名前で見えるので、そこに設定用のデバイスに使うPCやスマホをつなぎ変えます。その状態でPCのウェブやスマホのアプリからECHOをこれから使いたい自宅の無線LANのアクセスポイントにつなぎ変える設定を行います。通常これで終わりで、アレクサはもう、「アレクサ」という呼びかけに青く光って対応するようになります。PCやスマホを元の無線LAN接続に戻します。これで終わりです。

 

私もここまではスムーズでした。問題はしばらく間をあけてから「アレクサ」と呼びかけると赤く光って「接続できません」となったことでした。ここで慌てた私は、PCから接続の再設定を行おうとしたところ、何度やっても再設定がエラーで止まってしまいます。すなわち、ECHOはネット接続できず、ただの筒になってしまったのです。

ここで気を取り直して、スマホにアプリを入れてスマホから設定しようとしてまたエラー、iPadでやったら何とか出来てほっとしました。ところが、また間を空けると接続がダメになってしまいました。これは、自宅の無線混雑がまずいのかと思って、PC2台とスマホ2台、iPad1台を5GHz帯に移行させ、2.5GHz帯をECHOにあてがいました(我が家はNTT光の純正無線LANです)。

iPadでの再設定がそれでもできないので、2台目のPCからやったらできました。もうそれからは一切再設定しないぞ、と思って冒頭の状態になったわけです。2.5GHz帯に残していた無線LANプリンターとの干渉が状況的には怪しいですが、詳細原因は推定の域を出ません。一時はアレクサの日本語サーバーの混雑を疑ってみたりしました(朝一番の8時頃のつながりが特に悪かったです)。

アマゾンのWEBのトラブルシューティングを見ると、無線LANのモジュールボックスの電源リセットを行い、それが立ち上がっている間にECHOも電源リセットをするといい、と書いてありますが、なんとなく嫌でそれはやりませんでした。

無線LANのインターオペラビリティはIoT時代のキーワードですが、特にECHOは表示機能がないので無線のトラブルシューティングがPC/スマホ経由になります。このエラーコードが意味不明、対策不明なのが大きなストレスでした。

どこでもIoTをどう実現するか、ちょっと考えさせられる経験でした。

 

以上、参考になれば幸いです。