4回目のワクチンを打つ予定日にコロナを発症した。その0日目から23日目までの記録。

0日目: 2022 年8月26日(金)

朝起きると体がだるい。昨日の夜楽しくテニスをしたがその疲れが出たのかな。ここ2,3日、先週からのきつかった仕事のストレス残りのせいか、眠りが浅く、夜何度も目覚める。そのせいもあるのかなと思う。

昼になってもからだがだるく、在宅の仕事(レポート作成)も進みが遅い。夕方に何と書きたいところまで書き終えるが、だるさは増す感じがある。熱があるとは思ってもいないので測ってはいない。

1日目: 8月27日(土)

ヤバい。眠りの質も悪かったし、だるさは増している。気管支に響く嫌な咳がたまに出る。とりあえず午前中はベッドで安静にしていよう。合唱練習は休むことにした。

昼にもしやと思って体温を測ると37.9度。まずい。

発熱外来もやっている近くのかかりつけ医に電話すると「すぐ来なさい」とのこと。

医院の入り口に着いてスマホから電話をかけると、看護師が出て来て、横の入り口からいつもとは別の部屋に案内される。軽く問診の後、中庭にでて、渡された長い綿棒を自分で両方の鼻の穴に突っ込んで、それぞれ3-4秒回して検体採取。 

抗体検査でコロナ陽性となる。パルスオキシメータの値は97。95で要注意、93で入院とのこと。

医師からパルスオキシメータを貸与され、カロナール(解熱剤)、アスベリン(咳鎮静)、ムコソルバン(痰切れ改善)の錠剤を受け取る(7日分)。

私の場合、療養中にパルスオキシメータの値が97を下回ることは一度もなかった。

医療費は後日ということで、まっすぐに帰宅し、以前息子が使っていた部屋のベットに横たわる。近くに住んでいる息子には妻から連絡する。

軽く昼飯を食って薬を飲んだが発熱と咳が始まる。カロナールを飲んでも熱は上がっていって、38.5℃あたりをウロウロする。寝ようとしても腰のあたりがこわばって重く、寝苦しい。最適な寝姿を見つけられず、寝返りもつらい。夕食後も薬を飲むが、一向に熱は下がらない、最高で39.5度だったような記憶がある。全体的にからだがだるくてうまく寝られない。午前3時頃にカロナール(200mg)を2錠飲む。

2日目: 8月28日(日)

朝:発熱は継続中。38℃近辺で揺れ動く。

昼:咳がひどくなる。寝ていても気管支に響く深い咳が立て続けに出る。それを抑えようとするので腹筋が痛くなる。熱は37.5℃程度に下がって来る傾向が見える。

夜:鼻の奥から鼻腔にかけてのムズムズ感がでて、くしゃみと鼻水が沢山出る。鼻腔の入り口のあたりの違和感は初めての感覚だ。勝手な想像なのだけど、ウイルスは気管支から肺への攻撃をあきらめて喉から鼻に来て鼻腔から出て行ってくれたかなという感じだ。このころから熱は37.0度ぐらいで一安心。眠りの質も改善され、22時過ぎから6時頃までほほ普通な感じで睡眠がとれた。夜間にカロナールを摂取する必要もなかった。

3日目: 8月29日(月)

朝:体温は36.8℃と言ったところ。普通の風邪のような咳と、鼻の奥・目の裏側のあたりの違和感と、ごく軽い頭痛がある程度。

朝起きぬけにシャワーを浴びる。

9時過ぎにかかりつけ医から状況確認の電話を受ける(昨日もあった)。咳がひどかったと言うと、「吸入薬を使いましょう」ということで、かかりつけ薬局に手配をしてくれる。

10時頃薬局から「レルベア」が届く。薬剤師が家の玄関のノブに薬の入った袋をぶら下げてからインターフォンで連絡してくれて、1分後に受け取るという非接触な受け渡し方法だ。

しばらく後に、薬剤師から携帯に電話がかかってきてやり方を教わる。その通りにやってみると超微粒子を肺まで吸い込んだ感じだ。量的にはごく少量だと思う。吸入後、口の中の残りをなくすために口うがいをする。

日中は咳が出るものの、熱は36度台なので、体はつらくない。読書用リクライニングチェアでキンドル本を読んだりして過ごした。

勤務先にはチャットで状況を報告。簡単な罹患レポート(フォーマットあり)を出せと言われて出す。発症2日前までの会食の有無を問われる。火曜日に内輪の会食をしたが日程的にセーフだ。

コロナ療養での休みは特別休暇の扱いで、有給を使わなくて済んだ。

発症の原因を考えたりするが、火曜日の会食の帰りの電車で、近くにいる人が、ちょっと嫌な咳をして「しまった」と思った程度だ。後日、火曜日の会食メンバーは私以外全員無事と聞いて一安心。

夕食を食べた時にちょっと違和感があって、その後下痢になった。この時一回だけ。医師は軽い下痢になる例は多いといっていた。

4日目:8月30日(火)

朝の体温は36.5℃程度。もう昨日の昼からカロナールは飲んでいない。

普通の風邪のような症状は残っていて、咳が出るのがまずい。それと鼻の奥が腫れているような感じ(副鼻腔の炎症か)。

今日から、10時開始の在宅勤務にした。

だんだん食欲も戻って来る。味覚はいつも通りだと思う。

レルベアは昨日とほぼ同じ時刻に行う。

5日目:8月31日(水)

朝の体温は36.5℃程度。

今日も10時から在宅勤務。

医師の問診電話に対して、咳は残ってはるが、軽くなったというと「レルベア」はやめていいとのこと。ステロイドだからなあ。

6日目:9月1日(木)

朝の体温は36.5℃程度。

今日も10時から在宅勤務。

全体的に昨日と同じ症状が少し改善と言ったところ。

7日目:9月2日(金)

朝の体温は36.0℃。おお、いい感じだ(私の平熱は電子温度計で35.8度ぐらいが多い)。

今日も10時から在宅勤務。オンライン会議でしゃべると、最初ちょっと咳き込んだ感じになったのはまずかったかな。

薬剤師から追加のアスベリンムコソルバンが届く。

咳がなかなかなくならないと言うと、そういう人は多い、レルベアをまた使ったらどうかというので、3回目を行った。

8日目:9月3日(土)

朝の体温は35.5℃。ここまで来ればもう完全に平熱。

プライベートなオンラインミーティングで咳は何度か出るがまあ許容範囲。

咳はまだ根絶できていない。なので、アスベリンムコソルバンの摂取は継続中。

鼻の奥の違和感(痰が引っかかったような感じ)も軽微なレベルで継続。頭痛はほぼない。

それ以外はほぼ平常。

久しぶりに血圧を測ったがほほいつもの値だった。

9日目:9月4日(日)

朝の体温は36.2℃。正常値だ。

咳がまだ出る以外はほぼ通常。

合唱の練習に行こうかと思ったが、咳が出ては周りが嫌だろうという事で取りやめた。

10日目:9月5日(月)

朝の体温は36.5℃。正常値だ。

咳がまだ出る以外はほぼ通常。

朝定例の医師の問診電話を受ける(10日間おこなうのが決まりのようだ)。

軽い咳が出る以外は正常というと、10日たてば人にうつす恐れは少なく、検査して出たとしても感染力のない残骸だと言われているとの説明を受ける。

夜合唱の練習があるので行ってもいいかと聞くと、ダメとは明確に言われなかったので行くことにした。

ところが、あまり歌えない。歌おうとする(マスク装着)と咳が出そうになるので、それを抑えるのに苦労して結局歌えない。新曲の譜読みを耳で聞いているだけのような練習になった。新譜の部分はそういう感じで歌えないのだけれど、復習曲の場合はそれなりに小声で合わせることはできた。この理由は、曲の音域の問題なのか、新譜としてのプレッシャーの問題なのかちょっと謎だ。

11日目:9月4日(火)

久しぶりに職場に出勤する。15人の部署で私が5人目。みんな慣れたもので「おかえり」なんて調子で、普通の対応。

朝は何事もなく過ごしたが、午後からちょっと咳が出る。

やはり気になるので、5時過ぎにちょっと早めに切り上げる。いつもより少し疲労感があるかなとは思った。

夕食を行きつけの天ぷら屋で食べる。ビールを久しぶりに飲むとちょっと咳がでる。ビールの刺激は喉に悪いと言う俗説があるが、がそうかもしれない。

12日目:9月5日(水)

朝は平熱(測ってはいないが)。

通常通り在宅で仕事をする。

電話会議でしゃべり初めにちょっと咳き込むので、相手に悪いかなあ、と気になる。

昨日のビールが悪いのか、それとも発症4日目から、時短的ではあるものの、在宅で仕事をして電話会議で咳しながらしゃべっていたのが悪いのか。

喉の奥に若干の痰の絡んだ感じが咳を誘発している感じだ。

結局この咳が抜けない、という症状が思ったよりも長く続いた。

17日目 9月10日(土)

咳がなかなか抜けないので、かかりつけ医に行く。

アスベリン(咳鎮静)、ムコソルバン(痰切れ改善)を飲むようにいわれる。また、「レルベア」を使ってよいとのこと。

21日目 9月14日(水)

咳はだいぶ収まった(ゼロではない)ので、また合唱の練習に行く。

歌えると思ったものの、やはり咳が出そうになるので歌えなかった曲が3分の2ぐらいあった。曲によって咳の有無が変わるのが不思議だ。高いファやソのところは唄えるが、ラからドに降りてくると咳が出そうになる印象だ。

22日目 9月15日(木)

久しぶりに出勤。打ち合わせ中に咳はたまに出るが、軽微でしゃべれなくなることはない。

夜にテニスをした、3週間ぶりだ。普通にできたし、咳もほんの少しだけ(1,2回)。疲労感も普通。

もうアスベリン(咳鎮静)、ムコソルバン(痰切れ改善)は飲んでいない。

23日目 9月16日(金)

咳はほとんどなくなった(ゼロではない)。久しぶりに自宅でワインを飲む。まあOKかなあ。味覚は正常だし、香りもわかる。若干酔いが速いようなので、いつもの2/3ぐらいの量に留めた。

 

という訳で、発熱でつらいのは、4日程度。その後咳が発症から3週間ぐらい続いたのは予想外の事だった。人に依るかもしれないですが、発症後1週間はしゃべるのは極力減らし、ビール(炭酸)のような刺激物は避けるのが賢明でしょう。

家族にうつらなかったのはよかった。やったことは寝室と洗面所を分けたことぐらい。日中はほぼ別の部屋にいて、食事も一人。特に消毒なんかはしなかった。タオルを別にすることは気を付けた。

 

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