11年振りにテレビを買い替えて思ったこと。

11年振りにテレビを買い替えた。

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アンドロイドTVなので、スマホの画面を大きくしてTVチューナーをつけたようなもの。ホームの画面はテレビとネットのコンテンツが同列に見える。気が付くとDAZNNetflixのようなネットコンテンツばかり見ているかもしれない。これが「放送と通信(ネット)の融合したユーザー体験」ということか。
グーグルアシスタントのマイクがリモコンについているので、「イタリアの4K動画」としゃべると、それに相当するYouTube動画を検索してくれる。いい映像に出会えると嬉しい。
とはいうものの、4KチューナーからくるBS 4Kの画質は奥行き感もあってかなり楽しめる。HDR10/Dolby Vision対応と直下LED部分駆動液晶が効いていると思いたい。BS 2KのメジャーリーグやWOWWOWのUSオープンテニスの放送も色彩感がぐっと増して見える。アップスケーラも優れているんだろうな。
国産ブランドに見えても実は中国製のテレビが多い中で、テレビの差異化技術は映像エンジンのアルゴリズムとそれをインプリしたカスタムLSIに結実している。それを(スマホの)アプリプロセッサーと液晶駆動回路の間に挿入する。安いテレビにはこれがなくて、映像エンジンをアプリプロセッサ上で動くソフトウェアにしてコストダウンしている。このLSIに関してはアナログTV時代には世界一であった日本の映像技術の誇りを持って開発を継続している企業があると思っている。その中で一番こだわりの強かった会社のものを今はユーザーとして楽しめるのが嬉しい。
アンドロイドOSにしたのは、放送と通信の融合を見据えれば正しいだろうし、ソフト自前開発なんて今の国内家電事業ではありえないだろうからね。標準プラットフォームを採用したという事でしょう。
4K放送1時間をハードディスクをつないでDRモード(受信した画質のまま)で録画すると約10GB使う。4TBの容量を1.7万円で用意したので、4K放送が400時間録画できる。十分でしょう。ハードディスクが安いので圧縮して録画する意味がなくなっているなあ。画質重視のコンセプトだし。
地デジは映像がきれいにみえても見る気がしない。既得権の塊のUHF帯をどうするんだろうねえ。国民の共通財産ですよ。広告収入と吉本やジャニーズのタレントに頼る民放のビジネスモデルはどう見ても先がない。モバイルの5Gはミリ波帯に行くのでいまさらUHF帯をモバイル通信にという訳にもいかない。
今の4K放送は1.5GHz帯だけど、これからサービスを開始するスターチャネルなどは3.2GHz帯を使う。共同パラボラで衛星放送を受信分配してる古いマンションは2.1GHzまでの分配器を使っていたりするので3.2GHz帯は見られない。総会で改修工事を決議するのも大変。どうするんだろうねえ。ウチはフレッツ光なので関係ないけど。タワマンなどはケーブルTVかもしれないが、事業者によってはいろいろあるかもね。
でも、やっぱり大画面高画質はいい。テレビを長く見た後でスマホに戻るとなにかものたりない。コンテンツはいまやチューナで選ぶのではなく、ネットで探すものかな。個人的にはNHK BSの 2K/4Kにはいい内容のものがあると思っています(空港ピアノやグレートレース、映像の世紀など)。画像がいいと音もよくしたくなるので、気が付くとサウンドバーをネット検索していた。やれやれ。
 
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